6/06/2017

混乱の中のイギリス

3日に起こったロンドンでのテロ事件は日本のメディアも大きく取り上げているようです。ロンドンのウェストミンスター橋、マンチェスターに続いて3か月の間に3回も起こったテロ事件です。しかもマンチェスターから2週間も経っていない今回のロンドンブリッジ、バラマーケットの事件でした。日本の方からも「あの時ロンドン塔を眺めながら歴史を語り合ったロンドン橋、おいしいランチを歩きながら食べたバラ.マーケットで...」とメールをいただきました。気持ち良くウォーキングをした場所が今、悪夢そのものに変わってしまったことに驚きと悲しみを感じていらっしゃると。

今、イギリスは正に混乱のど真ん中といった感じです。3日後に迫った総選挙の予想はメイ首相率いる保守党の圧勝と言われていましたが、その予想は日増しに変わっています。コービン党首率いる労働党との評の差も狭まっています。テロ事件後1日は無所属党を除いては選挙運動を自粛していましたが、昨日からまた開始。益々激しい論争に発展しています。

保守党による国民保険を含めた緊縮策に不満を持つ人々が多い中、今回のテロ事件後は特に警察への経費削減に対する不満が高まっています。

ブレグジット以来、揺れているイギリスですが一日も早く落ち着いた日々が来ますように。

ロンドン橋、バラマーケットでテロリストの犠牲になられた方々のご冥福をお祈りします。